BCYの「乳がん・がん患者さん向けのヨガ」は、患者さんお一人お一人が体の状況や治療の進捗に合わせて安全に行うことができます。セラピーとしてのヨガの側面を持ち、深くゆったりとした呼吸、今に意識をむけること、自らを労わることを大切にしています。
例えば、乳がんの術後に腕が上がりにくくなったとおっしゃる方は少なくありません。
BCYの乳がんヨガでは、そのような方には、「今日出来るところまででいいですよ」と声を掛けます。
無理をして痛みを感じるようなことがないようにします。ヨガを続けるうちに、少しずつ腕が上がるようになることが多いため、練習を継続できるようにサポートしていきます。
このように、患者さんお一人お一人の状況に応じて、適切なヨガを提供します。
グループレッスンであっても「それぞれ違うポーズをとっても大丈夫」という前提のもと、自らが心地よいヨガを経験して頂けるよう配慮しています。
アメリカを中心に日本でも、がん患者さんがヨガをしたときに得られる変化についての研究は日々進んでいます。
ここにいくつかご紹介します。
・不安感や抑うつ状態などがんに伴う心理的苦痛の改善
・不眠、途中覚醒の改善
・治療の副作用、手術後の合併症の軽減 等
・体力の向上
・グループレッスンで仲間つくり
・社会復帰への一歩
など、ヨガから得られる変化は身体的、心理的、社会的な分野に及んでいます。